
藤澤敏郎代表作:両取っ手付きお茶椀
障害がある方の力になりたい
障害のある方へ
木の詩の食器で食卓に笑顔を
私は教員時代、障害のある生徒たちとも向き合ってきました。今では、教育の現場でも個々が大事にされるようになってきました。
ですが、私の在職中の教育現場での障害のある生徒への対応には、憤りを感じ続けていました。
微力ながらも学内外で『人として向き合う事』を強く訴え行動してきました。賛同して頂ける方にたくさん出会い、広島市の障害児教育を大きく前進させてきました。退職後も『障害がある方のために何かしたい!』という切なる思いを抱き続けておりました。が気持ちばかり先行し、方法も分からずに時間だけが過ぎていきました。
そんな中、障害者と日々向き合い発信し続けているtenboというファッションブランドと出会い、目から鱗のような気づきを得る事ができました。
・軽い食器は持ちやすい。
・指先に力が入らない人は、取っ手があるだけで持ちやすくなる。
・視覚障害のある人は手触りを楽しむ人も多い。
これらの、軽い/取っ手がある/木の種類の豊富さによる手触りの違いなど、すでに私が作り生み出してきた器そのものだったのです。
そこで障害者のお客様が多く来店されるtenboさんの西武池袋本店/そごう千葉店の期間限定ショップ内にて木の詩の食器を販売させていただき、多くの貴重な意見を得ることができました。取っ手があるお茶椀など大変喜ばれ購入していただきました。まだまだ改良などは必要です。
これから先、障害のある人たちが食器などで困っている事があるなら解決したいと切に願います。
木の詩の新しいロゴのデザインには点字をあしらっております。目に見えるものだけでなく、目に見えない『想い』を大切にする器作りをしていきたいと思います。

